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DIYの必須アイテム――中編
皆さん、DIY楽しんでますか?
今回はDIYをする上で必須のアイテム、「サンドペーパー」の用途について徹底解剖!
前回に引き続き、「加工」や「メンテナンス」という場面において、サンドペーパーがどのように活用されているのかをご紹介していきたいと思います!
では早速、Check It Now!
さて、前回は「研磨」段階、塗料を塗る前の下地作りをしようという所で終わってしまいましたね。
木材に色を塗る場合当然ハケを使用すると思いますが……
彩りは筆から (pepaless.jp)
塗料や塗り方によってはハケ跡が残ってしまう場合もあります。

皆さんも「色ムラ」、経験されたことありませんか?
あれ、作ったその時は気にしてなくても時間が経つとやけに気になりますよね。
あるいはその逆。時間が経つとそこまで気にならないようなものでも、作っている最中にはものすごく気を取られる、なんてことも。
でもハケ跡を完全に無くすことは難しいので、ある程度は諦めるより他ありません。
でもこれで完成とは呼びたくない。
そんな時、「サンドペーパー」が頼りになるんです!
サンドペーパーで均すことで、あらびっくり!
あんなに気になっていたハケ跡が目立たなくなるんです! これなら皆さん納得の仕上がりに出来ますね!
さて、ご紹介したい「加工」はまだまだこれだけじゃあありません!
例えば「エイジング」。
人間はアンチエイジングに躍起ですが、家具や服などは年季が入った「ような」見た目のものの方がオシャレだったりします。
そう、あくまで「ような」。
本当に古いものが見るからにダメージを負っているのは論外。
状態が悪いな……と、誰もが嘆き悲しむでしょう。
でもそこそこ新しい見目の物が、ダメージを負っていたら?
「持ち主といっしょに長い時間を過ごしてきたんだな」とか、「こんなになるまで使い込まれるなんて大切にされてきたんだな」とか。
そんな印象を持ちがちなんです。人間って不思議ですね。
そこで「エイジング」!
本来必要となる「ともに過ごした長い時間」をすっ飛ばして、「オシャレ」という結果と「物を大切に扱う人間」という好印象だけを得る!
なんという背徳、なんという邪悪……!!!(笑)
いえいえ、これも自身の納得のために必要な加工なので張り切っていきましょう(笑)
さて、続いてご紹介するのは「面取り加工」です。
皆さんご承知の通り、角を丸くする加工。
私は省きがちですが、細部までこだわる皆さんには必要でしょう。
というのも、木材の角ってぶつけると結構痛い。
誰が使っても安心安全というのが理想ですから、やはりこのひと手間が欠かせません。
しかも角を落とすことで作品に柔らかい雰囲気がにじみ出たりします。
そういった意味でも皆さんに人気の加工ですね。
サンドペーパーがあればこれも出来ちゃう! 強い。
サンドペーパーを使って出来る加工の中には「ウェット研磨」なんてものもあります。
オイル系塗料の二度塗りが完了していない状態で磨いていくと、滑らかな表面とツヤのある仕上がりが手に入る、という加工ですね。
ツヤが出ると同時に高級感も出るので、より一層オシャレなアイテムに大変身!
これを自分の手で作れるなんてワクワクが止まりませんね!
さて、ここで今回ご紹介する「加工」は終わり。
ご覧いただいて分かると思いますが、私のような素人が思いつく加工はおよそサンドペーパーがあれば実現出来ます。
汎用性バツグン、DIYに必須というのも頷けますよね。
今回は木材に絞ってご紹介しましたが、サンドペーパーの番手によっては金属やプラスチックの加工にだって活躍します。
覗き込んだ顔が映るぐらいの「鏡面研磨」だって可能!
「え、金属にも使えるの!?」と思ったアナタ!
そうなんです! これから紹介する「メンテナンス」は主に金属の……っとと。
早くも時間となってしまいました。
残念ですが本日はこの辺で。
次回は引き続き、サンドペーパーの主な用途「メンテナンス」と、肝心要の番手の選び方についてについてご紹介していきます。
次回、「DIYの必須アイテム――後編」。お楽しみに!
