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五年が経って魚の尾――後編



桜が散って四月も半ば。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

私はもう四月も半ば済んでしまったという事実に愕然としております。

さて、本日は前回に引き続き弊社取り扱いの「エンドミル」事情についてお話していきましょう。

続きものですので、もしよろしければ前回のコラムもご一読ください。

まあ、前回は本当に徹頭徹尾「エンドミル」の説明で終わってしまったので、コラムというほどのものではありませんが(笑)

五年が経って魚の尾――前編 (pepaless.jp)

前回は「どうしてエンドミルは種類が多いの?」というところで終わってしまいましたね。

「簡単に言うと硬度と先端直径、そして材質の違いです」と答えましたが、ええ、ええ。全く簡単ではありませんね。

ついこの間まで「エンドミル」を知りもしなかった方々にはなんのことやらさっぱりでしょう。

ということで、本日はその辺も軽く触れながら、前回結局紹介できなかった「魚尾エンドミル」まで紹介していきましょう!

Let's Go!




順番に硬度からいきましょうか。

前回、エンドミルは歯車や金型、精密部品の加工に用いるとお話しましたね。

つまり金属を削るわけです。

金属の種類によってはめちゃめちゃ硬いものもありますから、こちらの刃先が負けてしまう可能性も!?

それではお話になりません。

そこで硬度のバリュエーションが必要になるわけですね。




では続いて先端直径です。今日はさくさく行きますよ!(笑)

これはもう改めて言うまでもないでしょうが、ドリル一本渡されて「精密作業をしろ。1mm単位まで細かく削れ」なんて言われても皆さん困ってしまいますよね。

精密な作業には当然精密な道具がいるわけです。

そこで弊社のエンドミル!



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こちらのエンドミルなら1mmから10mmまで、1mm単位で刃先が選べます!

しかもこれで終わらないのが弊社のすごいところ!



Amazon.co.jp: 2328 PPLS 精密 フラットエンドミル 超硬刃 HRC55度 2枚刃 先端直径:0.2mm 2本入 : 産業・研究開発用品


こちらの「精密エンドミル」、「精密」と名前がつくだけあってさらに細かい!

なんと0.2mmから0.9mmまで、0.1mm単位で刃先が選べるんです! このバリュエーションの豊富さこそ! 弊社商品の! 人気の秘密!




そして最後は材質の違い。おそらくこれが最も想像しにくいと思います。





上の写真をご覧になって頂いて。

左側が弊社の「アルミボールエンドミル」、右側が「汎用ボールエンドミル」になります。

右側の方は先端が黒くなっていますよね。

これは超硬合金でコーティングをしているからなんです!

このコーティングを施すことで、「アルミ」タイプのエンドミルよりも耐摩耗性に優れ、より多くの素材に対して使えるようになるんですね。

じゃあ全部コーティングすればいいじゃんって?

違うんだなー、これが。

一般的に「アルミ」タイプのものは、「汎用」タイプのものに比べて柔軟性が高く欠損が発生しにくいと言われています。

種類が豊富なエンドミルは、取り付ける機械そのものや削る素材、目的などに合わせて適切に選ぶことが肝心ですね!




ようやく「エンドミル」がどういう機械に取り付ける工具で、なぜこんなに種類が豊富なのかという所を説明出来ましたね。

まだ他にも「フラットタイプ」と「ボールタイプ」がある理由なんかも説明しようと思えば出来るのですが、時間がないのでそちらは五年前の弊社ページをご覧いただいて(笑)

さて、いよいよ本題、新商品「魚尾エンドミル」のご紹介!




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しかし「新商品」とは申しましても、つい最近取り扱いを始めた商品というわけではないんです。

あくまで五年前に「エンドミル」を取り上げた時には取り扱っていなかった、というだけで、今では通常のエンドミルと同様大変好評を博している主力商品なんですね。

ではこの「魚尾エンドミル」、通常の「エンドミル」と何が違うのでしょうか。

違いの一つ目は軸直径。

通常のエンドミルは4mm軸のものが多いのに対し、この魚尾エンドミルは3.175mm軸なんですね。

つまり、より小型の機械にも取り付けることが可能というワケ。

そして違いの二つ目がこちら。




分かりにくいですが、先端に向けてシャープになっていますよね。

この構造のおかげで、ドリルとしても使用可能になっているのがこの「魚尾エンドミル」なんです!

前回「ドリル」と「エンドミル」は進行方向が違う、というのはお話しましたよね。

それが一人二役、しっかりこなせる。ここがすごい点なんです!

本当はテレビショッピングみたいに実演してご紹介したいところですが、そろそろ本格的に紙幅がやばいので本日はこの辺で!

「魚尾エンドミル」を始め「エンドミル」の世界はまだまだご紹介しきれていませんので、気になったアナタはぜひ一度調べてみてください(笑)

調べれば調べるほど、奥が深い「エンドミル」の沼にアナタもきっとハマるはず!




↓本日ご紹介した商品は以下のリンクからお買い求め頂けます。

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